ちゅーごく しんぶん こらむ
てんぷーろく
2022ねん 7がつ 26にち
もりの きぎにわ じゅみょーが ふたつ あるのかも しれない。 きりたおされた ときと、 ひとの よで はたして きた やくわりを わすれられた ときと ― 。 とりこわされた ひばく たてものの こざいに、 この ひとわ あらたな いのちを ふきこんで みせたのだろー。
ぼつご 10ねんの せんしょくか すぎたに とみよ さんの さくひんぐんが こんげつ いっぱい、 ふるさと みはらしの げいじゅつ ぶんか せんたーに ならぶ。 せいたん 100ねんに ちなむ てんじの はくびわ 「あの ひ」と だいする おぶじぇ。 ひばく はんせいきで かいたい された きゅーひろしま しはん がっこーの もくぞー たいいくかんの まつざいを ゆずりうけ、 そめた。
もりの せいを おもわせる、 とーしんだいに ちかい 8まいの いたにわ こどもの すがたも みえる。 にゅーし ひばくしゃの すぎたに さんわ せんご、 なんどか いのちを やどしながら、 ついぞ ははおやに なれなかった。 あえなかった 「かぞく」えの おもいも つたわって くる。
かいじょーで めいしだいの かーどを てわたされた。 〈いま なお くりかえされて いる ひげきの なかで かぞくが ぶんだん される ことの ない へいわを ねがって〉。 わんがん せんそーや 9.11てろなどを ねんとーに おきつつ、 「あの ひ」 せいさくで こめて いた いのりらしい。
いまなら、 うくらいなの かぞくに おもいを はせる ひとも すくなく あるまい。 りふじんな ろしあの しんりゃくに さいなまれ つづけて いる。 すぎたに さんの たくした おもいを むねに そめる ひとが いる かぎり、 かーどの めっせーじわ きっと いろあせない。

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