ちゅーごく しんぶん こらむ
てんぷーろく
2024ねん 5がつ 12にち
えんぎ いがいの しごとを いやがり、 はつの しゃしんしゅーが でたのわ 87さいの としだった。 えいが 「おとこわ つらいよ」 しりーずの ごぜんさまやく、 おのみちを ぶたいに した おづ やすじろー かんとくの 「とーきょー ものがたり」で しょーわ せだいにわ しられた なき はいゆー、 りゅー ちしゅー さんで ある。
「とーきょー ものがたり」でわ ひろしまべんを こなし、 つまに さきだたれた おりの せりふわ いまも みみに のこる。 〈もっと やさしゅー しといて やりゃあ よかったと おもいますよ〉 〈ひとりに なると きゅーに ひが なごうなりますわい〉。 おいの こどくが むねに せまって くる。
あの しばいが 49さいの ときだった。 めいじの うまれで 「にほんの おじいちゃん」と して したわれ つづけた りゅー さんの、 あすわ せいたん 120ねんに あたる。
れいの しゃしんしゅーも だいめいわ 「おじいさん」。 ほー、 それわ それわ、 どーも…と、 こえが きこえて きそうな ひょーじょーを とらえて いる。 いかなる ときも どーじず、 うんうんと うなずいて いる。 かみなり おやじの へんりんとて ない。 ああいう、 たたずまいを まわりで みかけなく なった。
いまや じんせい 100ねん じだいで ある。 べつの りそーがたが もとめられて いるのかも しれない。 ただ、 ものごし やわらかに うつる りゅー さんも、 ながねん つれそった つまの みかたわ べつだった。 「まわたで くるんだ こーてつの たまのよーな ひと」。 じゅーと ごーの つりあい ―。 はつまごに めぐまれた、 わが むねに てを あてて みる。

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